COMPANY 2021.08.03

創業者に聞く創業秘話。公務員一族から大学を中退し起業|世間が『いいね』という人生ではなく、自分で『いいね』を押せる人生を

水商売業界の業界変革に挑むベンチャー企業バルセロナ。業界初の新卒採用を始めてから早4年。過去には、東京大学/京都大学/早稲田大学/北海道大学などから15名を超える新卒が入社し、22卒では加えて10名を超える新卒社員が入社予定です。今回は、そもそもバルセロナがどんな背景で創業された会社なのか、代表取締役社長の波戸崎に創業の背景を聞きました。

代表取締役社長 波戸崎崇

株式会社バルセロナ 代表取締役社長。1979年愛知県春日井市生まれ。18歳で起業を決意し、大学を3ヶ月で中退。20歳で最年少最短で店長に就任。22歳で、潰れかけの札幌支社を立て直すため、単身すすきのへ。23歳で札幌支社長に就任。28歳で独立。2010年「株式会社バルセロナ」を設立。

自分の人生を、わけのわからないものに左右されたくない。

―「水商売の社長」というと結構怖いイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、社長はどのような学生時代を過ごされたんですか?

「波戸崎さんも昔は悪かったんでしょう?」とよく言われるんですが、私は反抗期すらないような真面目な子供でした。愛知県の田舎の公務員一族で生まれ育ち、「安定こそ正義。公務員になれば幸せになる」とそう言われて生まれ育ちます。「地域の模範じゃなきゃいけない」という呪縛を感じていて、学級委員長も、生徒会長も、キャプテンも僕。自分で言うのも恥ずかしいですが、優等生を絵に描いたような学生だったと思います。 

私には昔から、得体の知れない大きいものに自分の人生を左右されたくないという思いが強くありました。「公務員になれば幸せになる」と公務員をしていた両親は言っていたけれど、私には幸せそうに見えませんでした。父親は僕が小学生の頃に離婚して家から出て行ったし、母親は教師として真面目に働き、それなりの収入も得ていましたが、いつも胃炎で倒れていて、能力や努力に見合うだけの対価はもらっていないように僕には見えたんです。景気や世論、年功序列、そうしたわけのわからないものに縛られ、がんばってもがんばらなくても収入はさほど変わらない。それでも忍耐強く立派に生きていくなんて、私には無理だと思いました。愛知県の田舎だったこともあり、公務員しか大人を知らなかった私は「大人になったら起業して社長になろう」と心に決めていました。

「みんな自分の生きてきた人生しか知らない。その観点からしか意見できない。」自分で考え、起業を決意。

ーなるほど。水商売には縁もゆかりもない子供時代のようですが、どういうきっかけで水商売に出会ったんですか?

とはいえ、グレることもなく真面目に勉強して進学して大学まで進んだのですが、ふとしたきっかけで水商売に出会います。大学1年生の頃、人生初のアルバイトでバーで働こうと思って面接に行ったら、なぜか間違えてキャバクラのバーテンダーのバイトに応募していたんです。ずっと真面目な親に育てられていた僕は水商売のことを全く知らなかったのですが、興味本位で働いてみるうちに業界のポテンシャルの高さに驚きました。訳の分からないお酒が原価より遥かに高い金額で提供されている収益性の高さ。偏見という参入障壁の高さから、優秀な本気で打ち込んでいる人間も少ないこと。昔から起業したいという夢はあったけれど、起業するとしたら絶対に会社は潰したくなかったんですね。収益性が高く、ライバルが少ないこの業界で真剣に勝負すれば、きっと勝てる。そう思った私は18歳で大学を辞め、この業界で起業しようと思い立ちました。

もちろん、待っていたのは親類一同からの大反対。起業なんて誰一人したことのない親族からは「崇くんのお母さんは君にそんなことをさせるために女手一つで頑張ってきたんじゃない」「起業して失敗したら夜逃げすることになる」「大学中退はするな。リスクは取るな」と言われ、大学に行ったことのない水商売の先輩からは「大学なんて言っても意味がない」と言われ、「ああ、みんな自分の生きてきた人生しか知らなくて、その観点からしか意見できないんだな」と感じました。誰に相談するわけでもなく自分で考えようと思い、しばらく悩みましたが、最終的には中退して水商売に飛び込むことに決めました。

ーなぜ札幌に来ることになったんですか?

支社長としての赴任が決まったからです。ただ真面目に毎日遅刻せず出勤して、上司が見ていなくても自分なりに考えて真面目に仕事する。梵字徹底していただけなのですが、周りにいたのは当たり前のことをしない人ばかり。覚悟を決めて大学を辞めてまで飛び込んだ私が負けるわけもなく、結果的に早々に出世をして行きました。独立を考え始めた23歳のとき。潰れかけの札幌支社を立て直したら、独立していいと当時のオーナーから話があり、札幌支社長として単身北海道すすきのにやって来ました。現実は甘くなく、当時の札幌支社のスタッフは遅刻は多いし言うことは聞かない。約束も守らない。なんとか彼らをマネジメントで更生させられないものかと必死で試行錯誤する日々でしたね。

「波戸崎さんの仕事は、誰の役に立っているんですか」

ー今、バルセロナとして業界を変える数々の挑戦をしていらっしゃると思いますが、そんな挑戦を始めたのはどんなきっかけがあったからなんですか?

私は一度、この仕事のことがとことん嫌いになったことがあるんです。信頼していた部下に巨額の横領をされ、上司には借金を押し付けられ、最大3億7000万円の借金を20代で背負いましたストレスで倒れ続けながらも、仕事には全力で取り組んでいて売上自体は増加し続けていたので2年で返済が終わりましたが、「こんな仕事早く引退してやろう」と思うくらいには、仕事が嫌いになっていました。

そんなある日、参加した経営者向け研修で「波戸崎さんの仕事は誰の役に立っているんですか」と聞かれて、ハッとしました。その頃の私にとって、仕事はお金を稼ぐ手段でしかありませんでした。志なんて何もなく、仕事も、この業界にいる人も嫌いで、お金を稼いでただこの業界から逃げ出そうとしている。そんな私の周りには、ただラクして稼ぎたいだけの人間が集まってきていましたが、その状態は僕自身が作り出していたものかもしれません。その頃の私の会社は、優秀な人が魅力的に思うような場所ではないことに気づきました。

どうしたら自分が心から好きだと思える仕事、会社に変えられるだろうか。一緒に働きたいと思う優秀な人が「魅力的だ」と思う場所に会社を変えていきたい。全ての会社の変革のきっかけはここにあります。以来、私は、社会の幸せや働く人の幸せとは何だろうと繰り返し考えました。私が変われば、会社は変わり、きっと業界も変えられる。この業界を変え、偏見をなくし、お互いに尊重しあいながら働ける場所にしたい。働く人がもっと誇りを持てる仕事にしたい。いまのバルセロナは、そんな思いのもとに突き進んでいます。

ー新卒を採用して、社長はこれからどんなことをしていきたいですか?

長期的に発展し続ける業界のリーディングカンパニーを創り、業界を変え、世の中の業界に対する価値観も変えていこうと考えています。 キャバクラ業界に元々関心がなくていい。接客が好きじゃなくったっていい。警視庁だって、キャリア採用と現場採用が分かれているように、北海道の検挙率を数%あげるための戦略を立てる人と、現場で容疑者の自供を取り付ける人は全く別の強みであって、優劣が付くものではない。両方大事なんです。このビジネス自体の面白さや、会社のフェーズ、いろんな観点で面白みを見出してくれて入社してくれたらいい。人材の質が違うと同じことをしたとしてもPDCAを回す速度が別物だから、圧倒的な差別化を図れる。これが長期的な勝ちを作ると考えています。

ー今後の会社のビジョンを教えてください。

今、私には実現したいことがたくさんあります。オールドエコノミーと呼ばれるキャバクラ業界のDX化もそのひとつ。現在、お客様用やキャスト用のアプリ開発を進めているし、お客様とキャストのマッチングを図るリスト業務のAI化も視野に入れています。顧客満足度向上のための顔認証も精度高く実現し、もっと緻密なデータに基づいた経営を行っていく。そしてやがて、キャバクラを日本を代表する1つの文化に押上げ、「大人のサードプレイス」として海外に展開する。例えばシンガポールや香港、そしてドバイ。VIPたちが、素顔の自分に戻り、他愛もない会話を楽しむ場所を世界中に増やしていく。そして彼らのモチベーションを高め、そのビジネスや人生を支えていく。夢を語っているわけではありません。バルセロナは海外進出に向けて、動き出しています。もしも私の話にワクワクしたら、一度トップセミナーへ話を聞きにきてほしいです。私は、立場が人を育てると思っているから、優秀だと判断した人間は、1年目だろうが2年目だろうがすぐに役職につけます。一緒に未来を作る仲間を、お待ちしています。

BARCELONA STYLE
世間が『いいね』という人生ではなく、自分で『いいね』を押せる人生を 代表取締役社長  波戸崎 崇

同じカテゴリーの記事

COMPANY 2021.11.29

人事責任者に聞く会社のビジョン|優秀な新卒をキャバクラに採用して実現したい未来とは

#人事責任者 #執行役員 #新卒採用
COMPANY 2021.08.03

【本選考直結3daysインターンシップ開催中】経営陣が直接FB|次期経営幹部候補としてキャバクラビジネスを構造から考え抜く

採用サイト 採用エントリー