PEOPLE 2022.07.13

「決め手は人を動かす解像度の高さ」ー戦略コンサルの内定を獲得した僕がバルセロナに決めた理由

 今年4月、14名の新卒が入社した株式会社バルセロナ。唯一の本社配属として、採用人事部にアサインされた新卒1年目がいます。京都大学出身の西淳平です。入社以降、採用人事として、採用戦略の策定から面接の履行までミッションに際限なく幅広く活躍をしている西さん。就活生時代は、外資戦略コンサル一択のミーハー就活をしていたとのこと。今回はそんな西さんに、戦略コンサルの内定を辞退して、最終的にバルセロナに意思決定をした理由、魅力に感じたポイントに関して取材しました。

採用人事 西 淳平(にし じゅんぺい)

京都大学出身。2022年4月、新卒5期として株式会社バルセロナ入社。本社の採用人事部へ配属。学生時代は、全国で毎年7万人の就活生支援を行う「en-courage」の京都大学支部で活動しながら、全国の支部を動かす本部の幹部メンバーとして、メンター3500人の採用責任者を経験。外資戦略コンサル等、複数の内定を辞退してバルセロナへ。

超ミーハー就活生。憧れの戦略コンサル。「優秀」とは何か考え続けた就職活動。

―就活生当時、西さんはどんな就活をしていましたか?

 お恥ずかしながら、一言で表すと「超ミーハー就活生」で、冬までは外資戦略コンサル一択で考えていました。コンサルを見始めた理由は、周りの優秀な友人や先輩が全員コンサル志望だったから。多様な業界に携われるし、「働く人が全員優秀」というイメージがあって、漠然と憧れを抱いていました。僕は元々「最上志向」が強いので、目指すなら最難関に行きたくて、外資系戦略コンサルを志望していた所もあるかもしれません(笑)

 サマーインターンでは、大手コンサルとベンチャー企業のインターンに参加していました。実はそのベンチャーの中に、興味本位で参加したバルセロナのサマーインターンもありました。バルセロナのインターンはかなり印象に残っていて、社員・社長から貰った「人を動かす」観点のフィードバックの深さに、「ここまで考えるのか」と衝撃を受けたのを覚えています。面白いなとは思ったものの、やっぱり漠然と憧れていた「戦略コンサル」志望なのは変わらず、その後、外資系戦略コンサルから内定をいただいて一度就活を終えようとしていました。そこから一周回って、改めて事業会社志望が強まり、最終的にバルセロナに意思決定したんですよね。

漠然とした「憧れ」が消えた先に、本当に求めたのは「事業を動かす手触り感」

ーかなり大きな変化だと感じるのですが、なぜ事業会社を見始めたのですか?

 背景には、2つの経験があります。1つはコンサル企業での長期インターン、もう1つは就活支援の学生団体へのジョインです。2つの経験で、コンサルティング企業での実務と、事業会社での実務の両方を経験できたのが大きかったです。正直、仕事って実際にやってみないと「本当に自分に合うのか」「本当に自分が好きなのか」は分からないと思うんです。実際に働いてみてコンサルと事業会社での実務を経験する中で、業務がより具体的にイメージができるようになったし、漠然とした「憧れ」が消えていったんですよね。

 特に大きな違いとして感じたのは、「手触り感」が感じられるか否か。コンサルのインターンで、僕が行っていたのは、クライアント先企業に戦略を提案する上司のアシスタント業務だったのですが、その際によくクライアントに提出するデータの収集や資料の作成を行うんです。自分の知らない業界知識を知れる形で知的欲求が満たされる面白さがありました。

 でも、僕はどこか「机上の空論」を描いている感覚を感じていました。提案の補強を行う為にデータを算出するにしても、データ分析にはある一定、人の解釈が入りますし、提案を通すためだけにデータを集めている感覚があったからかもしれません。また、結局実行するのはクライアントで、成果が出るかどうかを左右する本当に大事な「実行」の部分には介入しにくい。

 それに比べて事業会社(ベンチャー企業)での長期インターンは本当に楽しくって、戦略を立てて、本当にそれがうまくいくのか検証するために必要な情報は全部集めて、いろんな仮説を一つずつ潰しながら、成果が出るまで試行錯誤していく。どちらの仕事も各々の楽しさや面白さがある。でも実際にやってみて、僕が本当にやりたいのは事業会社的な仕事の仕方だって気づきました。戦略コンサルへの「ミーハー的な憧れ」が消えて、事業会社で泥臭く試行錯誤する楽しさを経験した僕は、改めて事業会社への就職を検討するようになりました。

気づいた「人を動かす力」の汎用性の高さ。「人」をみる解像度の高さに惹かれて入社を決意。

―なるほど。最終的になぜ、数ある事業会社のうち、バルセロナを選んだんですか?

「人を動かす力」の汎用性に気が付いたからです。

 その当時の僕は、全国で毎年7万人の就活生支援を行う「en-courage」の京都大学支部で活動しながら、全国の支部を動かす本部の幹部メンバーとして、全国支部メンター3500人の採用責任者として仕事をしていました。この実務を経験する中で、サマーインターンシップでバルセロナが言っていた「人を動かす力」の汎用性の高さを再認識したんです。

 3500名の採用責任者と先ほどお話ししましたが、こんな人数は正直一人でどう頑張っても実現できない数値で、人を巻き込み、チームを巻き込み、この数値を達成していくんですね。その時にすごく感じたのは、チームメンバーが増えていくと「もはや自分がプレイヤーとして仕事ができるかどうかはさほど関係ない」ということです。チームメンバーの特性を把握し、適切なポジションにアサインし、そのメンバーが最も成果が出せるようにマネジメントしていく。「マネジメント」によって人を動かし、チームのシナジーを最大化させて、成果を創り出していく力の重要性を痛感しました。そう思った時に、就職先の候補として再度上がってきたのがバルセロナでした。

 他の事業会社からも内定をいただいていたし、表に出ていない特別枠でのオファーも一部あったのですが、決め手になったのはインターンで強烈に印象に残っていた、バルセロナ社員からのフィードバックの「人」をみる解像度の高さ。ここまでの解像度で「人」を捉えて、「これで本当に人は動くのか?」「この施策を実施した時にステークホルダーは各々どう捉えるのか?」を考え抜く会社を僕は知りませんでした。

 バルセロナは「キャストさん」「お客様」「社員」「会社」と関係者が多く、なおかつ売り上げを左右するキャストさん達のモチベーションは乱高下し、マネジメントは一筋縄に行かないことの方が多い。だからこそ「どうやったら人は動くのか」が、仕組みと対人マネジメントの両面から考え抜かれている。事業特性上、「人を動かす」観点から逃げられないバルセロナで働くことで、自分自身が身につけたいスキルが一番磨かれるのではないか。それが一番の決め手でしたね。

―ちなみになのですが、実際に働いてみて入社前のイメージとの「ギャップ」を感じた部分はありましたか?

 正直なところ、ギャップが全くないんですよ(笑)僕は人事なので、営業トークしてるみたいでこの質問は困るんですけどね(笑)でも本当に、入社前に想像していた通りの会社だなと思っています。僕が一緒に働きたいと感じる、優秀で個性的、そしてどこかお茶目な社員がたくさんいて、自分の個性を活かして活躍している 。相変わらず、社長・経営陣・社員含め、みんな「人」をみる観点がめちゃくちゃ鋭くて、勉強になることばかり。業務に関しても、採用チームだけ見てもまだまだ試行錯誤して改善できる余地がたくさんあって、自分の介在価値をすごく感じる。出した成果が賞賛され、プロセスとしての新しい挑戦をお互いに応援し合う風土がある。まさに想像していた通りでした。

成果を出すのは当たり前。最短で会社を動かす人材に成長する。

ー最後に、西さんが仕事を通して大事にしている価値観があれば教えてください。

 「成果を出すこと=習慣」だと思っています。僕にとって、成果を出すことって習慣みたいなものなんですよね。仕事においても特に僕が意識をしているのは「自分ができることはなんでもやる」ってことですかね。当たり前に個人で成果を出す。当たり前にチームで成果を出す。そのために自分ができることはなんでもやりますね。そうやってこれからも成果を創り出し続けて、「採用」の側面からバルセロナを大きく動かす人材になっていきたいです。

 まず、僕はバルセロナの「採用責任者」を目指しています。「バルセロナでどうしても働きたい!」「バルセロナがいい!」と言って、バルセロナへの入社を決めてくれるメンバーをもっと増やしていきたいです。今のバルセロナにおいて、新卒採用は会社の未来を創り出す非常に重要なファクターです。成果が出ないことには会社の成長はないと思います。水商売業界は正直、まだまだ偏見を根強く持たれる業界です。その偏見に阻まれて、バルセロナがいいと思ってくれていても入社を決められない新卒の方も多い。まずはこのタフなフェーズを一緒に乗り越えてくれる心強い仲間を採用し、会社をもっと大きくして、そんなネガティブな世間のイメージを変えていきたいですね。

BARCELONA STYLE
成果を出すのは当たり前。最短で会社を動かす人材に成長する。 採用人事  西 淳平

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